あこがれ / 児玉瑞木

草原には木が一本。木陰でギターを弾く者あり。
彼はすぐ近くで恐竜が見ていることに気付いているのだろうか。
児玉瑞木の初めての音源が届いた。 彼の唄を聴くといつも、臆病で引っ込み思案な少年がギターに手を伸ばした時の光景が浮かぶ。かつての自分がそうだからなのだけど、おそらく彼もそんな風に音楽を手にした事だろう。その動機があこがれだったのかどうか、その事を彼とは話してはいないが、こうして歌声やギターを聴いていると、あこがれる側とあこがれられる側の分岐点に、このCDがある気がする。 恐竜は、闘う程の相手ではないと通り過ぎるのか、あるいはあっさり彼を食べてしまうのか。 いずれの結末にせよ、ギターの彼は取り乱して逃げ出したりはしないだろう。 児玉瑞木はそういう男だ。
2019年11月8日リリース

●収録曲
1. 飯山線
2. ロックスターになんて
3. Adoro l’espresso
4. 臆病ブルース
5. ラブソング

作詞と作曲 児玉瑞木
イラスト 岩井つくし
協力 大島ケンイチ・安藤則男・滝澤テイジ・CLEAR WATER STUDIO

SNRK-191108
全5曲/1,000円(税別)
企画・制作 サンロクレコード・児玉瑞木


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